稲敷はキリアイが観られたから満足

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内陸シギチの聖地ともいわれる茨城県稲敷市の広大なハス田に行ってきました。1年前にも同じ場所を訪れましたが、その時とはまた違ったシギチを見ることができて楽しかったです。キリアイ、オジロトウネン、ツルシギ、コアオアシシギ…… 2021.9.19

稲敷大橋から探鳥スタート。まずは東側を探してみましたが、いい休耕田が少なく、シギチが1羽もいません。不穏な空気が漂いますが、早々に切り上げて西側に。土手の上に数人のカメラマンがいたので行ってみると、そこから見下ろせるハス田を、多くのシギチが歩き回っていました。やっぱり人を見つけた方が早いのか。。

 

よく見てみると、ツルシギとコアオアシシギでした。それぞれで群れをつくっていますが、同じ田で仲良く採餌しています。この土手からハス田までがなかなか遠かったので、写真は無く動画のみです。

 

ツルシギ。確か秋の渡り期は少ない鳥なので、良いものを見た気分です。まだ夏羽のシックでかっこいいツルシギは観たことが無いので、いつかそれを狙いたいです。

 

アオアシシギ。とにかく足が速かった。こんなんでちゃんと餌を採れているのか疑問。

 

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ツルシギ・コアオアシシギを観ていると、ひらひらとミサゴが通過。

 

ここからは自力でシギチを探します! それっぽいハス田を一つ一つ丁寧に見ていく作戦です。

 

最初に見つけたのは1羽のトウネン

 

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そしてコチドリ幼鳥。

 

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アメリカザリガニもハス田を闊歩していました。

 

ここまではちらほら程度のシギチしか見つけることができていませんでしたが、ついに発見してしまいました。1つの休耕田に、トウネンコチドリがたくさん集まってす。

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トウネンは基本人間のことを何とも思っていないようなので、近くにも来てくれました。

 

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泥に足を沈ませながら一生懸命に歩く姿は可愛いです。

 

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羽ばたき。

 

水浴び。

 

トウネンたちを観察していて、羽衣が鮮やかで、トウネンより大きな鳥がいることに気づきました。レンコンの陰から出てきたその姿を見ると、キリアイではありませんか!

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シギチというグループは元々好きなのですが、その中でもキリアイはかなり上位に食い込むお気に入りの種です。

 

まぁまぁ近い位置で歩き回ってくれたので、多くはないキリアイの観察機会を有効に使うことができました。今年はどうやらキリアイの当たり年のようで、各地で観察されているみたいです。

 

コントラストがはっきりした風切羽と頭の模様がいいですよね~。

 

また、以前来たときは点にしか見えなかったオジロトウネンも近くで観察することができました。キリアイ+オジロトウネンで、大満足です。

 

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空にはさも当然のことのようにショウドウツバメが飛び交っていました。稲敷すげー。

 

キリアイが奥の方に移動してしまったので、さらにハス田を見ていくことにします。

 

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セイタカシギの群れ。これは千葉で観られるからいいか。

 

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前回の稲敷探鳥のメインだったタカブシギも、少数でしたが観察できました。

 

もう一度キリアイの居た田に戻ってみると、人だかりができていて、キリアイはおろかトウネンもさらに奥の方に行ってしまっていました。ということで、今回の探鳥はこれで終了になります。

 

行くたびに違ったシギチを見させてくれる稲敷は、何度でも足を運びたくなるような所です。

 

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