北海道旅行 -Day3 野付半島でオオジュリンやノビタキを観察、今回の旅行で見られた鳥まとめ-
8月12日から14日にかけて道東に観光・探鳥してまいりましたので、その様子を少しづつ紹介します。
今回は3日目、旅行の最後に訪れた野付半島についてです。
北海道旅行、1つ前のの記事はこちら
野付半島は道東の地図を見ているとどうしても目に入ってしまうものです。
赤い丸で囲まれたところが野付半島です。
拡大するとさらに面白い形をしています。 地図はどちらとも地理院地図より。
野付半島は日本最大の砂嘴(砂が堆積し海上に長く突き出た地形)だそうです。干潟や原生花園といった環境が広がっており、野鳥の聖地となっています。1度は来てみたかった場所です!
詳しくはこちらをご覧ください。
半島の根元から車を走らせて、先の方にあるネイチャーセンターを目指します。
途中、はるか遠くにタンチョウのつがいを見つけました。道東って感じ!
道路わきに広がる干潟にはキアシシギがいましたがすぐに飛ばれてしまいました。
そしてネイチャーセンターに到着。遊歩道をトドワラに向かって歩きます。
遊歩道はこんな道。花は咲き終わりですが、とても気持ちがいいです。ただ人一人通れるほどの狭さなので、すれ違う時はいちいちあまり草が生えていないところに退避する必要があります。
道端に咲くハマナスの花。
僕の近くを歩いていた方が、あれはコヨシキリの声だ、ノゴマの声だ、などと言っていましたが僕にはさっぱりまかりません。鳴き声には疎いもんで。。そしてやはり時期が時期なのか、鳥の姿は多くありません。
最初に見つけたのはオオジュリンの♂です。
近くにはオオジュリンの♀もいました。
すぐ近くを走る観光用のトラクターに驚いています。
頭の上をキョウジョシギが飛びました。今年初認です。
この遊歩道はここまで。結局トドワラまで行かずに折り返してきました。
振り返って撮った写真。本当に平らで標高なんてあったもんじゃありません。
その後最近ハイド(隠れながら野鳥が観察できる建物)ができた灯台の方に向かいました。
灯台の近くでは多くのカモメ類が飛んでいました。
ハイドからはさらに大きく見ることができます。全てがオオセグロカモメだと思います。
カモメの識別は大の苦手ですが、今年は銚子でチャレンジしようかな。
砂利道にもオオジュリンの♀。たくさんいました。
そして今回の旅行で何度も目にしていたエゾシカを始めて写真に撮ることができました。大自然の中で生活している。
そろそろお時間です。空港方面に向かいます。野付半島の道路を走っていると、道路に降りていて轢きそうになった鳥が!
すると♂のノビタキでした。最後の最後に嬉しい出会いとなりました。
野付半島の感想を言うと、時期が問題かもしれませんが、期待以上の成果ではありませんでした。できればノゴマやホオアカ、アカアシシギなどを観察したかったです。それはまた次の機会に期待することにします。
野付半島から中標津空港に向かい、羽田空港、そして千葉に戻ってきました。楽しかった北海道旅行は終わってしまい、宿題を進めなければなりません(今となっては昔のことですがw)。まだまだ見たい野鳥はたくさんいる!、そう思わせてくれた旅行でした。
今回の旅行で見られた鳥まとめ
2泊3日の北海道旅行で観察できた野鳥を整理してみました。(日本鳥類目録掲載順)
オシドリ、カルガモ、ホシハジロ、シノリガモ、カワアイサ、カイツブリ、キジバト、アオバト、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、タンチョウ、アマツバメ、キアシシギ、キョウジョシギ、オオセグロカモメ、トビ、オジロワシ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、チゴハヤブサorハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハシブトガラorコガラ、シジュウカラ、イワツバメ、ヒヨドリ、ゴジュウカラ、キバシリ、ムクドリ、ノビタキ、サメビタキ(?)、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、オオジュリン
の42種でした。まずまずといったところでしょうか。
6回に及ぶ北海道旅行の記事はこれで最後となります。お付き合いいただきありがとうございました!!