みんなが見守るコアジサシ 雛も魚を食べる
検見川浜にコアジサシを観察に行きました。今は繁殖期の真っただ中です。 2020.6.20
今回は雛とその親とのやり取りに焦点を当てて紹介します。
コアジサシは成鳥と雛でその姿がかけ離れていて、なんだかおもしろいです。
最初に見つけたコアジサシの家族です。この雛の大きさはかなり成鳥に近づいてきています。しばらく前に孵化したのでしょうね。
1羽の雛が、
「お母さん(お父さんかもしれません...)、前みたいに下に入れてよー。」
とねだりますが、
お母さん(?)は、
「もうこんなに大きくなったから無理よ!」
と言うように体を震わせています。
それでも雛は諦めません。
しかし、
「ごめん、無理。。。」
残念ながら親に断られてしまいました。子の成長は早い。
親2羽がどこかに行ってしまい、1羽の雛は律義に姿勢を低くして雛うまくカモフラージュしていますが、もう1羽は元気いっぱい。
これじゃあ、食べられちゃうよ~。
まさかの親子同じポーズ(?)!!!
親が大きな魚をくわえて戻ってきました。
雛に与えます。
でもこの魚はちょっと大きすぎてしまったようですw。雛に拒絶されてしまいました。親子の間でびちびちと跳ねる魚www。
しょうがないので捕ってきた親が自分で食べることにしたようです。
ところが、、、
何と魚は親にも大きすぎて、吐き戻してしまいましたw。
なのでもう一方の親にプレゼントしました。これがそうです。
こちらは何とか飲み込むことができました。
親がまたエサを捕りに飛んでいくと、雛たちは竹でできた小さな日陰で身を隠していました。
再びエサを持って戻ってきました。
そして今度はパクリ。雛も元気に受け取ってくれました!
そしてちゃんと食べることができました。どうやら食べ物にしか興味がないみたいですw。いっぱい食べて大きくなってくれ!!
後から知りましたが、今年の巣の数はここ数十年で最も多いらしいです。
そんなコアジサシの記事はまだ続きます!