♀のジョウビタキしか観ていない!?
冬鳥を探しに千葉市昭和の森に行ってきました。冬鳥の中でもお目当てはルリビタキとトラツグミです。この2種が僕的「公園で出会える冬鳥二台巨頭」なんです。 2021.1.5
昭和の森に隣接する小中池から探鳥スタート。
この池には初めて来ましたが、思っていた以上に大きく、鳥が遠い。マガモを主とするカモ類がたくさん浮いていました。双眼鏡で見ると奥の方に1羽のオシドリを見つけることができました。この日は気温が低く、猛禽も飛んでいなかったので残念。
小中池から階段を上っていくと、息がしっかり切れたころに昭和の森に着きます。
どうやらここが千葉市と大網白里市の境みたいです。地図で見るとはっきりここに平地と台地の境があることがわかります。実はこういうところが縄文時代の海岸線なんですよ。地理が好きなもんで、、w (上図は地理院地図 / GSI Maps|国土地理院によって作成。)
さて話を野鳥に戻しましょう。まず公園の桜や梅のある広場を探しましたが、トラツグミは見つかりませんでした。いたのはツグミだけ。1月にもなると、渡ってきた時より だいぶふっくらしていますね。
歩いていると、斜面林でガビチョウの群れが大きな声で鳴いているのを見つけました。東京の都市公園なんかでもかなり増えてきてしまっている外来種ですが、僕は初めて見ました。千葉まで来たか~。ずっと茂みの中にいたので写真は撮れませんでした。
湿生植物園にいたのはジョウビタキ♀です。
この時思いました。「あれ?今冬は♀しか見てないような気が、、♂っていつ見たかなー?」なぜか今年のジョウビタキは♀しか観察していませんでした。どんなもんか表にしてみたのがこれです。
2月6日時点でどうやら12個体のジョウビタキを観察していたらしいのですが、その中で♂は2個体だけでした。しかも10月に初認してから3か月も♂を見かけなかったのです。どうなんでしょう、♂の方が個体数が少ないのか、渡ってくるのが遅いのか。昨シーズンはもっと♂を観た気がしますが、、。
ちょうどこの昭和の森の探鳥が♀ジョウビタキを意識し始めたきっかけでした。
でもいつものようにゆる~く観察。
手前の赤い実を食べていました。
特に珍しい鳥でも何でもないですが、ジョウビタキが見えるとパァーっと雰囲気が明るくなるのは僕だけでしょうか。
さてジョウビタキの飛んで行った下夕田池を見ると一番好きなカモであるオカヨシガモが近くを泳いでいました。人見知りのイメージ。
下夕田池の畔にいるのはオオハクチョウです。実は野生ではありません。餌を与えられていて一年中ここにいます。名前もあるそうで、地域の人に親しまれています。
人に慣れているので、ベンチでのんびりしていたら近づいてきました。正面顔。
斜めから見るとハンサム! あまりにも近くてスマホで自撮りツーショット撮れましたww。
くしゃみ(?)していました。
その後林の中でルリビタキ♀と思われる鳥が一瞬だけ姿を見せましたが、再び現れることはありませんでした。写真も撮れなかったので本当にルリビタキかどうかも怪しいです。
さっきと同じ個体と思われるジョウビタキ。
この公園では結局トラツグミも見られませんでした。ルリビタキと合わせて再挑戦したいですね。