アメリカコガモを探せ! アオジとカワセミがいい感じ
このブログでも何度か紹介した袖ヶ浦公園にアメリカコガモらしい鳥が入ったというので、ほかの冬鳥観察も兼ねて行ってきました。 2021.1.31
袖ヶ浦公園にやってきました。
まず池を覗くと、コガモの群れの中に早くもそれっぽい個体(左)を見つけました。言ってしまうと、この個体を後でじっくり観察できたので、この子やアメリカコガモについては後でお話しします。
ということで、いつものように上池を周って野鳥を観察します。
この公園ではよく見られるカワセミ。カワセミ一本で写真を撮られる方もいらっしゃいます。
木を見上げるとコゲラ。後頭部に赤い羽根が見えるので♂ですね。
いつもと違って付き合いの良かったアオジ。暗い林床でごそごそやっていることが多い鳥なので、こうやって明るいところでポージングしてくれると羽衣の美しさがわかります。
アオジの目線。あんまり人に驚かないけど餌付けとかされてる?
カメラを持っているときには出てきてくれないアカハラ。一生懸命土や落ち葉をかき分けていました。
なにこのやる気のなさそうなアオサギ笑。
梅の木のそばではジョウビタキ♀を発見。
そして近くには‟懐かしい”♂の姿も!
この時の♂ジョウビタキが、今季初の♂確認でした。これについて詳しく知りたい方はこの記事をご覧ください。
カワアイサが入っているといううわさもありましたが、見当たらなかったので下池の方に行きます。実はまた観られるようになったということらしいですがww。
下池の方に移動すると、いましたよあの子。中央にいるコガモは、胸側部分に白線があるのがわかりますか? 僕も最初は亜種アメリカコガモだと思いましたが、それにしては白線が薄くて細い。また亜種コガモの特徴でもある肩羽の横白線も観られたので、コガモとアメリカコガモの交雑個体であると結論付けました。
さも当然のように言っていますが、「アメリカコガモ」というのは種コガモの亜種名で、種認定はされていません。ここが紛らわしいところで、ヒドリガモとアメリカヒドリは別種なので注意が必要です。話を亜種アメリカコガモに戻すと、どうやら毎年のよう局地的に渡来し、日本のどこかでコガモの群れに紛れているところが見つかっています。気にかけていないと見つけるのが難しい鳥です。
とはいえ初めての出会いだったのでうれしい。今後はアメリカコガモに気を付けながらコガモの群れを観ようかな。
その後は寝ているだけで動きが全くない。。
飽きてきたので周りに目をやると、い~いところにカワセミが留まっていました。人生のカワセミ史上最も見やすいカワセミだったと思います!
そばにいた小さな子に教えてあげると、「こんな鳥見たことない!」と大喜びでした。
この見た目は誰だって興奮するでしょうね。
他には、いつも写真を撮ってしまうキンクロハジロ。
餌に群がるオナガガモなどを観察できました。
交雑個体であったものの、アメリカコガモに近しい個体も観られたし、それ以外の野鳥も満足できる観察ができたので帰ります。そういえば、この公園には純アメリカコガモもいるとか、いないとか、ネットでは情報が流れています。。